リハトレ博士のブログ

介護予防現場に幸せをお届けする営業マンのリアルな日記

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年末に考える。「実施指導」

      2020/06/08

前回のこの欄でも伝えたが、先日弊社直営デイサービス「リハサロン鳥越」に実施指導が入った。

請求書関係、従業員の勤務体制、法令順守、消防訓練、社内研修、運営必要書類のチェックなど

一般企業で言えばいわゆる税務調査に近い。6年間に1回、義務付けられている。

業務内容や設備に不備が見つかれば是正勧告や改善命令、勤務体制や計画書類に不具合があれば返戻(返金)作業なども発生する。

更に粗悪であれば業務停止になる場合もある(これは余程、悪質なケース)

介護事業を運営する内で一番緊張する1日と言っても言いだろう。

<実施までの大まかな流れ>

①1ヵ月前に「実施指導日」の日程、内容を示した郵便物が届く

②1部書類については指導日2週間前までに行政に提出(ここは受取のみ)

③実施指導日当日

<実施指導日 当日の流れ>

①9:30~ 3名の指導員が到着

②生活相談室に案内する。

②本日の流れについて説明を受ける(弊社からは私と管理者の2名で対応)

③9:40~ 内容チェック開始。私達は離席する。

*必要書類を机に並べておいて指導員のみでチェック作業に入る

*スタッフは通常業務を行う

④10:10~ デイ内の設備チェックとして施設内の案内を求められる(30分程)

*同時に不足している書類の提出を求められる

⑤11:40~ 午前部終了(昼食1時間)

⑥12:40~ 午後部開始

⑦15:20~ 書類チェック終了→私と管理者が呼ばれる

⑧書類の疑問点、不明瞭点について質疑応答開始(30~40分)

⑨16:00~ (仮)報告書作成の為、改めて指導員3名で検討

⑩16:15~ (仮)報告書(今回の指導での不備項目)が渡され説明を受ける

⑪16:30~ 実施指導終了

今回は5点の指摘項目があった。ただ、再度持ち帰り正式な報告書は

後日(1ヵ月後位に)、郵送されて来るとの事。

 

実施指導自体は国民の税金で賄われている事業の為、当然の事だろう。

改めて事業運営上の必要書類や書式、法令順守の意味などを学ぶ事ができる場面でもある。

他方、実施指導日合わせて対処療法的な対応で済ませる項目もあり抜本改善にはなっていないケースも見受けられる。

また、指導員の経験と実績、人柄にも左右されるケースも考えられる。

いずれにしても第三者から施設を見られる、と言う意義は大きい。

 

残念ながら弊社も完璧な対応をできず一部返戻が予測される(想定内)

ただ、5年半運営している中で指摘項目が4~5個だった事については、普段からのスタッフの頑張りと意識の高さに感謝している。

 

 

 

 

 

 

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